セレックユーザーサミット開催!

震災の影響で3月に行われる予定だった、セレックフォーラムに代わり 国内のセレックユーザーの著名な先生方によるセレックサミットが行われました。
電力不足を懸念しての名古屋開催という、異例の企画でしたが、多くの方が参加してセレックが盛り上がり発展していることがうかがえました。
3月のケルン開催の世界デンタルショーでCAD/CAMブースが盛況で世界の潮流だと聞き、手作業でなくCADによるセラミック治療が求められているんだなぁと感じていた矢先だったので、昨日のセレックサミットはその流れを組む内容で大変勉強になりました。
また、最新セレックのソフトの紹介や、当院でも始まる、セレックと新型CTの融合によるシュミレーションの紹介もありました。

今回、院長と一緒に働く大平先生、技工士蛯名くんが同行してれたのでセレックの良さ、予後のすばらしさ、審美性、機能性、などなかなか話しても伝えきれない本質が伝えられた気がします。

最近、7倍の拡大鏡を使って仕事をするようになりました。3か月位経ち、慣れて使いこなしてきました。そこで、最近感じたのは、セレックの適合の良さです。
肉眼では、どちらもさほど気にならない程度の歯牙との適合でしたが、最近、金属と歯牙の間には、どうしても消せない段差があることに気がつきました。本当にガタっと見えるのです。
昨日の話にも出てきましたが、セレックは、セラミック修復のために帯電しません。
金属は、静電気的なものを帯びますが、セラミックには虫歯や歯周病菌がつきにくいものです。
金属治療には細菌がつきやすく、歯牙との境に段差が見える。セレックの予後が良いことの理解が深まりました。

セレックは、現在小さなセラミックだけでなく、ブリッジやインプラントの上にくる歯、インビザライン、マウスピース矯正中の虫歯治療など多岐に渡り使用されております。
症例を選ばない機能を備えており、それもここ3年の結果です。コンピューター技術の進歩のたまものです。
セレックの進歩がハートフル歯科の医療レベルの向上につながり、三鷹・武蔵野の皆さんに貢献できればうれしいです。

今後は歯科技工士の増員に伴い、今ある制約を解消して患者さんの利便性に答えられるように考えていきます。
具体的には、ワンデーセレックのセットまでの時間の短縮を目指します。
この夏、バンクーバーでISCDのセレックトレーナーコースを受講してきます。
1000症例以上のセレック治療実績と症例審査、バンクーバーで講義やデスカッションの後、英語での試験が行われます。
英語の苦手な僕は苦しみそうですが、なんとか世界に通じるセレックインストラクターになろうと考えています。
セレック治療の最新情報は、ISCDから配信されます。
世界の最先端のデジタルデンティトリーを目指す先生方がその場に集まってきます
最先端の医療をするための登竜門です。その報告も楽しみにしてくだい。

ハートフル歯科 理事長 下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科