ISCD セレックトレーナーコースに行ってまいります。

8月25日より8月30日までの5日間、観光なしの真剣勝負。
弾丸ツアーになりますが、カナダのバンクーバーに行ってまいります。

そこで、世界中から多くのセレック治療を手掛ける歯科医師が自薦他薦を経て、選ばれる形で参加します。
参加条件は、

自薦部分:セレック総症例数、症例資料提示
他薦部分:日本でのJSCAD(勉強会)内での活動、教育の有無。

などが加味されていると予想されます。あくまで予想です。

予備調査を受けて、世界150人のセレックトレーナーになるためのコースに参加します。

患者さん皆さんによく、聞かれますが、もちろん、セミナーは英語です。
試験もあり、それも英語です。 しかも、僕は英語が苦手。からっきしダメなのです(笑)。

スライドは見ればわかるし、専門用語は共通なので、なんとか理解できるでしょう。
試験はペーパーテストのみなので、中、高、浪人、大と10年間の日本の学校教育から残っている知識を結集しますね(笑)。  

冗談はさておき。今回のセレックセミナーは、来年度日本にも入ってくるであろう、セレックver4,0 の取り扱いと、インプラント最新マテリアルの紹介があると聞いております。

昨年、11月にドイツに行って以来、急速に知識を増やし、世界に追い付こうと設備投資を行い、セレックを使用したCAD・CAMでのデジタルディンティストリーの世界を猛追してまいりました。
そして、ついに世界最先端の情報がもたらされるISCDに参加できる150人の所まで追い付いたのです。

詰め物、被せ物は、E-MAX(材料の名前)が最良と認識しています。
そのE-MAXを一番進化の速度が一番早いのがセレック(製作機械)に他なりません。
EMAXは、EMAX-CADに始まり、CADON、EMAX-MEZOと進化しています。

また、今回のISCDでEMAX-MEZO(仮称)が発表されるような気がしています。
これらのラインナップを組み合わせることで、最良の被せ物の適応範囲がさらに広がります。

セレック→ガリレオス(CT)→カムログ(インプラントシステム)が織りなす究極のコンピューター歯科治療。
最新歯科治療は、世界最高峰のレベルにあり、その内容は今回のver4,0のソフトウェアで究極の形に近づきます。

全顎的な補綴(被せ物)、複雑な症例に対応できる設計が行えます。
歯科技工(歯を作る作業)は、従来は手で行っておりましたが、 現在ではパソコンの画面上でその多くを解決していきます。

本当にすごいことなのですよ。
昔は、昼夜を問わず、歯科技工士さんが手作業で必死に作ってもうまくいかなくて再製などになっていました。
今は、咬み合わせをカメラ撮影するだけで誤差なく作製が可能になりました。  

CAD・CAMは、技工士さんがいらなくなるシステムだと聞いたことがあります。
しかし、現実的には、セレックデザインを技工士さんが世界中で行っています。
欧米では、CADCAMを取り扱うのは、技工士さんが多いのが事実です。

日本は世界から10年遅れている、なんて昔言われました。
セレックも、厚労省の認可の関係でそうなっている、間違いないと感じています。 だからこそ、ハートフル歯科には、セレックデザインをしたいと4人の技工士さんが働いております。
全員希望に燃えて働いております。次世代の歯科技工士の形を目指していこうと思っております。

 

今回のISCD、バンクーバーに行くことで、地域の皆さんに世界最先端の医療を伝えると共に、歯科医師、歯科技工士の未来にも夢と希望をもたらしたいと思っております。

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科