生涯研修インプラント研修会に呼ばれて、
セレックガイドについて講演をしてまいりました。

若干緊張します。

インプラントに特化した研究会で、僕のような若輩者が何を話して??
僕が、そんな環境下で、講演を行う。ちょっと、おかしな話。
インプラント専門の先生方に、僕のインプラント臨床を話すこと。

初めての経験。

セレックガイドの話は、もう何度も行っています。
だからこそ、自信を持って、
講演をしてまいりました。

テーマは
「誰もが望んでいる、安全インプラント手術」です。

しかも、 インプラントの専門の先生方への講演ということで
「社会に蔓延する・インプラント不安の見直し」
を求めていきましょう。
と話しました。

3年前のインプラントバッシング以来、
日本でのインプラントの評価は、駄々下がりをしています。
本当にインプラントが必要な人にまで、インプラントへの不当な評価がつきまとい
「怖い」と言われています。
そのマイナスの評価を変えていきたくて、歯科医師側から安全な手術をすることに関して
もっとシビアなり、「改善された。」
と言われるようにしたいと訴えました。

「食の安全を訴える」食品メーカーは、事件があると、改善案を示し
社会に再度評価をしてもらえるように企業努力をしています。

車の 企業もリコールなどしても、改善して販売を続けます。

例えば:
「ぺヤング」で虫が混入した際に、
すみやかに公表して自主回収しました。
今後は製造ラインの見直しをして、再販売をするでしょう。
社会は、その再販商品を暖かく受け入れるでしょう。

しかし、

某ハンバーガーメーカーは、
チキンの問題が起こった後にも関わらず、
さらに多数の虫やビニールなどの混入があり
問題が更に大きくなっています。
火に油を注ぐように、連続的な問題勃発に
企業の対応も難しくなってくるでしょう。

インプラントバッシングは、
死亡事故、インプラント使い回し事件を受けて、
NHKや雑誌などにインプラント手術の危険性が取り糺されていました。

その数年経ちましたが、その風評被害は続いています。

インプラントは、教育をしっかり受けた先生が、
CTを使用した高度な診断をした上で再現性の高い
コンピューターシュミレーションを運用しながら、
サージカルガイドを使用した手術を行う事で、
「安全は担保される。」という内容です。

手術支援ソフトの発達で、インプラント手術は、
本当に安全なものに変わりました。

その昔、CTもない時代には、ヒヤリ、ハットの連続。
3mmもパノラマレントゲンと実際が異なる状態で手術を行っていました。

今は、CTを使い誤差のない距離関係を計測しながら、
サージカルガイドが0.5mmの誤差で手術を行っています。

僕自身が、安心して手術が 行える時代に変わりました。

この素晴らしいシロナ社のインプラント手術支援ソフトを
歯科界全体で共有することができれば、
事故もなくなり快適なインプラント手術がおこなわれる事でしょう。

インプラント手術を安全に行うための新基準として、
CT診断、コンピューターシュミレーション、サージカルガイド
が求められています。

昔と違い、
「サージカルガイドを使って手術をするようになり、手術は、安全に行えるようになったなぁ。」
と会話が皆さんでできるようにしたいものです。
業界全体でそこまで、改善されたのなら、インプラントは、安全だ
と言われるようになり復権することになります。

今のインプラントバッシングが風化する事を待っているような、
風潮を嫌い、業界全体の新しい動きとしたいと訴えました。

ハートフル歯科では、
全国に先駆けて、CADCAMシステムを応用した、
サージカルガイドシステムを運用しています。

事故なく日々のインプラント治療が出来るのは、
サージカルガイド、インプラント支援ソフト
のおかげだと自負しております。

歯科業界では、
まだまだほとんど使用されておりません。
また、事故が起こるかもしれません。

ガイドサージェリーの利用する歯科医院が増えていく事を期待しています。

誰もが望む、安全なインプラント手術が増えて、
国民からも信頼される治療となる日を待ち望んでいます。

全ては、全国の患者さんの笑顔の為に・・・

医療法人社団徹心会ハートフル歯科