理事長のブログ

2015.05.05更新

秋山先生のご講演の中で使われていた言葉です。

気になって調べて見ました。

これは西洋のことわざで、

「チャンスの神は前からやってくる。彼がやってくる時にタイミングよくつかめ。
もし、チャンスの神を逃がしたら、彼はもうつかむことがでない。
なぜなら、彼の後ろ髪は、はげてつかむことはできないからだ」

といわれているで、チャンスは時の流れと同期している。(ギリシャ神話より)

若者の人生は長く、老人よりも多くのチャンスの神に遭遇できる。

老人も同様にチャンスの神に遭遇する可能性はある。
しかし、エネルギーと時間が残り少ない。

「若者の未来は明るい。豊かな可能性がある」とよく言うが、

若者がチャンスの神に遭遇する機会も多く、
「彼を生かす準備のエネルギーと
時間を豊かに持っていること」を意味するそうです。

しかし、せっかくチャンスの神を見つけても、気付かないで、やり過ごしてしまう。
遠くの方からこちらに向かって近づいてくる者がチャンスの神であるということに
気づくことがまず必要である。
彼を見つけるには感性や問題意識が必要であり、
彼を見つける力を磨いている人が彼と向き合える。

次に彼に遭遇したとき、勢いよくその前髪をつかみ、引きとめることが必要だ。

彼を捕まえることができなければ、彼はたちまち去っていってしまう。

チャンスの神を捕まえる若者には、
知識と技能と社会的な能力と
精神力や体力が備わっていなければならないのである。
学校で勉強するということは、感性、問題意識、知識、社会的能力を鍛え、
健全な精神と体を作りあげ、
いつでもチャンスの神が来たら、見付けだし、捕まえて、
協力してもらえるようになる能力を身につけておくことなのである。

学習は、卒業しても一生続くことになるであろう。
人間は生きる限り、チャンスの神を前髪でつかみ、付き合っていく、
これがあるべき人生である。
浮浪者とはチャンスの神との接触を完全に諦めた人のことであろう。
たとえ形に上で浮浪者ではなくても、
精神的な浮浪者(夢や希望をあきらめる)には絶対になってはいけないと思う。

さて、チャンスの神は、どんな時に向こうからやってくるのだろうか。
それを予測するのは実に困難だし、その人の環境によっても異なるだろう。

幼少期の頃から、時代の変化とともにやってくる
チャンスの神を見つけることが重要である。
それをつかむためには、時代の流れと社会の変化をふだんから学習しておき、
社会的な視点を身につけておくことである。
その意味で、英語や数学だけでなく、歴史や社会科学の学習をし、
新聞記事を怠りなく読むなど、継続的な学習が大切なのである。

チャンスの神を見出した時、あらかじめそうした一般的な能力・教養について
自ら高めておくと掴むことができるでしょう。
読み書き、会話、そろばん、読書の学習がその最も基礎的なものである。
画家を目指す若者がデッサンを練習するのもそれであろう。
すばらしい題材に遭遇したとしても、それを描く能力が備えていなければ、
その題材を生かすことが不可能になる。

そんな意味では、ないかと思った。

私の体験でのチャンスの神との交流を述べてみよう。

平成元年、大学で高校を卒業した時の偏差値は45だった。
でも、諦めなかった。浪人して大学合格へたどりついた。
しかし,チャンスの神は医学部ではなく
歯学部へ導いてくれた。必死に掴んだ。

卒業してから、ツテもアテもない私は、誰よりも図書館の本を読んだ。
基礎をつくった。国家試験に出ない臨床医の書いた本を読んだ。
3年間もかからず過去の歯科医の主科目の過去の書籍を読み尽くした。
基礎を築いた。

コンピューターの大きな可能性を知る。Windows95発売。
当時、歯科医の役立つ実用的な
コンピューターの具体的な使用法を僕は知らなかった。
大学の教育では、パソコンは必要とされていなかった。

そんな時代に、私は、偶然にコンピューターに興味を持ち、
将来は飛躍的に能力の高いコンピューターが実現して
歯科医療を変えるのでは、ないかとふと心に思った。
2回目のチャンスの神さまに出会ったことになります。
当時、ドイツでセレックが開発されている事を知る由なかった。

やがて、開業した後、第3のチャンスの神が到来した。
偶然、歯科の展示会でセレックを見る事になったのです。
チャンスの神がいるのなら、尻込みは、しない。
懸命に学習し、たくさんの症例を積み上げていった。
セレックを使った歯科治療をマスターした。
コンピューターは、その後急速に進化し、
あらゆるセレックでの歯科治療を可能にした。
これからの学習もまた
「自転車のペダルを漕ぐがごとく」続いていくのである。

平成12年には、JSCAD(セレック勉強会)の理事に就任した。
私は、セレックの普及に全力を上げた。
さらにCADCAM冠の導入も普及と言う意味では、
大きな変化となるでしょう。
それらも新しいチャンスの神になるであろう。
これによって私の人生は、大きく開けていくと考えている。

私はこれまでチャンスの神を見つけ出し、努力することで、
彼と付き合う方法を学んだのだ。

「チャンスを前髪でつかめ」を忘れない。
これを実践すれば、未来は限りなく明るいと。

秋山先生の講義を聞いて、
マイクロスコープの神の前髪が見てきたのかもしれない。
努力していきたい。

45才を前に、チャンスの神が、走ってきたような気がする。

全ては、患者さんの笑顔の為に・・・

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