ハートフル歯科医院、ハートフルデンタルクリニック、三鷹ハートフル小児歯科医院、三鷹ハートフル矯正歯科医院の理事長下田孝義です。

開業10年目の今年、マイクロを使って10年ということになります。手探りで使い始めた10年前と違い今は、使い方にも慣れ治療、診断と多くのシーンで利用され幅が、広がってきました。
昨日は、久しぶりに来院され「歯が痛い」とおっしゃる方の診断に使用したので、分かりやすい例としてプログに取り上げます。

来院時のパノラマです。
左下前から6番目の歯が、痛いと来院。
二本に分かれた根の左側の根の周囲がボンヤリと黒くなっているのが分かります。

パノラマ1

 

歯科医師は、経験的に破折をパッと疑います。
一般的には、裸眼では、冠を外しよく見る事で診断することでしょう。

しかし、ハートフル総合歯科では、歯牙破折を伺った場合には、冠を外さずにマイクロスコープの拡大画像を見ながら、歯牙の周囲を観察します。
破折線は見えにくいものです。拡大してもマイクロスコープの画像では、裸眼よりも拡大はされるのですが、立体感が損なわれます。
この画像も角度を変えて探し、破折が見える様にして撮影したのですが、やっぱり見えにくいですね。

口写1

結局、染め出そうとしたら血液が滲み破折部位の特定が分かりやすくなりました。

口写2

この患者さんは、マイクロスコープの画像を見て破折線を確認し「痛みの原因」についてすぐに理解して頂けました。

ハートフル総合歯科グループでは、自費、保険に関わらずすべての患者さんの治療に対して、視界の補助、メガネ代わりにマイクロスコープを使用しています。
毎日使い続けたからこそ、使い方にも慣れてきました。

冠を外す前に、「痛みの原因」を知りたい方は、ぜひ一度ご連絡下さい。
間違って外しても、元には戻せません。外してもマイクロスコープなしでは、破折部位が特定出るのか?
「よく分からないけど痛いから抜きましょう。」と、言われていませんか?
「マイクロスコープ治療」とは、高度な設備が、要求されますが、診断力は、顕著に上がり、その内容を分かりやすく説明することが可能になります。

全ては患者さんの笑顔の為に・・・

 

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科