ハートフル歯科医院、ハートフルデンタルクリニック、三鷹ハートフル小児歯科医院、三鷹ハートフル矯正歯科医院の理事長下田孝義です。

ハートフル歯科医院のリノベーションについては、前回 報告させていただきました。

どこが、変わるのか?

前歯の審美歯科症例を高度な設備を活かし、更に技術を伸ばす為のリノベーションとなります。

南北両院でCADCAM審美歯科治療は、対応いたします。全体の流れは、変わりませんが製作工程と時間配分が変わります。

①朝から予定の歯牙を形成して、カメラ撮影をします。
その時には、形成歯牙やスマイル写真など写真撮影、色あわせ、形態の打ち合わせなど歯科技工士と行います。
形成データを南口のCADCAM審美歯科センターに送付し、新しい歯牙のデザインをした後、ミリングマシン二台で3枚ずつミリングする。この際に、1台では、合計ミリングタイムがかかってしまいます。

 2台同時にミリングすることで、素早くミリング(機械加工)(改善点1)が、終わらせられます。
撮影データから3Dプリンターで出力(製作)している時間と同時並行で、行っていきます。

②お昼には、ブロックからセラミックミリングが終わり、3Dプリンター模型の完成、午後から3Dプリンター模型にセラミックの歯をのせて、セラミックのディテール仕上げ研磨をしていきます。
夕方セットする流れとなります。ワンデー治療を行う上で、セラミックを製作するトータルの作業時間は、決められています。ミリングタイムが半分になることで、その中で占めるデティール調整にかけられる時間を増やす(改善点2)ことが可能になりました。仕上げのレベルが上がります。

 

③2台同時にミリング出来るようになると、途中で他の方のワンデー治療があっても時間に余裕があるので受注可能となります。
もちろん、技工士が2人、作業スペース二箇所、確保したこともあります。
結果、大型前歯審美歯科を作業する技工士は、他の仕事に気をとられることなく、集中してすることが可能(改善点3)です。仕上げのレベルが上がります。

④3Dプリンター模型には、型取りの煩わしさがない(改善点4)カメラ撮影のみで、セラミックの歯を作製する作業が、可能になりした。

⑤3Dプリンター模型を使用するメリット3Dプリンター模型を使用すると、従来の石膏模型と異なり、

ミリング後のセラミックの歯がピッタリ模型に収まります。(改善点5)
石膏模型は、膨張収縮を繰り返して製作されるため微妙に歯牙を、再現出来ません。
精度の高いカメラデータで、製作されたセラミックの歯とは、適合しないのです。
若干、浮いた状態で仕上げや色付けされたセラミックは、隣同士の赤白赤白と色あわせしたのに、口腔内では、白赤白赤に見えてしまう可能性が出てきます。仕上げが、よくなります。

 

という、ワンデーの流れにする予定です。
ミリングマシンを移動し2台にするメリットは、大きくなります。

今後は、この方向で「 CADCAM審美歯科センター」ということで、ハートフル総合歯科グループの、力としていこうと考えます。

 

理事長 下田孝義

 

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科