現在、ハートフル総合歯科グループでは、往診事業を立ち上げようと帯広の栂安先生から往診について講義を受講しています。

ハートフル歯科医として、開業して10年を越えて現在4つの歯科医院に成長してきました。
10年の年月は、早いもので36才で開業した僕も47才になろうとしています。

思えば、70才の患者さんも80才になろうとしています。
時間は、平等で僕も患者さんと一緒に年を重ねています。

半年前に妻の実家のお知り合いの方、80過ぎたおばあちゃんがインプラントのメインテナンスに来てくれました。「お久しぶりです~~。」と笑顔で挨拶。
インプラントをやらせてもらったあの日から比べるとだいぶんお年を召されていました。振り向くと娘さんの影。連れて来てくれていました。
「もう、危ないので1人では、出かけられない。」と。

「先生に家まで、診に来てもらいたい。」とぽそっと言われました。その瞬間、「ビビッ!」と来ました。

そう今まで在宅なんて考えたこともない。
それは、嘘で、僕は、卒後2年目に往診を行っていて、卒後5年目にケアマネージャーも合格するほど在宅に関心があり、関わっていた。
開業して、必死に医院を切り盛りして10年間、目を塞いでいたということ。

「訪問歯科をやろう!」

高齢化社会を迎え、誤嚥性肺炎を予防するために口腔ケアの必要性が、新潮や文春などでも叫ばれている。社会貢献。今までインプラントをさせていただいた方のメインテナンスをしなくてはならない。
1つの目標となった。

今年の3月に帯広の栂安先生を紹介された。
帯広で、訪問歯科、食支援など行い、地域の中で訪問歯科事業を浸透させ全国的に有名な先生である。

その先生が、5月から訪問歯科のセミナーを開催するとお声掛け頂き参加している。日曜日に僕も講演する中、5回のセミナー受講は、日程が合わないと確信しながら、スケジュールを確認した。
見事に全部予定調整が出来た!
奇跡だ!

栂安先生と訪問歯科へのご縁を感じ、真剣に取り組もうと考えている。

6/18 第二回つが塾 参加

そこでもう1つの奇跡が起きた。
8年前にハートフル歯科で、勤務していた荒木先生に再会した。「アラーキー」と呼ばれていて、毎日緊張しながら働く姿を思い出した。8年が経ち後輩の歯科医師を引率してセミナーに参加していた。立派に成長していた。あまりに懐かしく一緒に写真を撮らせていただいた。

 

帯広セミナー

 

そういえば、荒木先生は、栂安歯科で研修医を過ごした後ハートフル歯科に就職していた。
8年前から栂安先生とは、ご縁があり、栂安歯科にお世話になると運命は決まっていたということなのだろう。
そして、また  栂安先生の講義を荒木先生と一緒に聞く機会を作っていただけた。

栂安先生だけでなくそのきっかけを作ってくれた荒木先生に、感謝しながら帰宅した。

訪問歯科事業立ち上げは、近い。

全ては、患者さんの笑顔のために・・・

 

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科