先日、12月2日の学会講演の翌々日、三鷹まで足を運んで下さり、訪問してくれました。

今回の訪問は、YDM ワイデム ヤマウラ という日本のメーカーからしか発売されていない、クラウンリムービングプライヤーの先端の交換用のゴムを取りにきました。
日本でしか発売されていないようなので、サンプルとしてお渡ししました。

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ハートフル歯科では、3年前に使い始めて、僕のバイコンインプラントセミナーで紹介している秀逸なバイコンインプラント被せ物の着脱用の器具となります。
いつもの隣のパスタ屋さんで、1時間ほど滞在してすぐに仕事に戻って行きました。

12/2学会で、見た このスライドについて、そのバックボーンについて教えてもらいました。

 

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よく見ると、白い入れ歯に歯肉色を付けています。
普通は、人工歯をピンクのプラスチックに埋め込みます。
多くは、ピンク。歯だけ白い。それが入れ歯です。
この写真を見るとほとんど白くて、表だけピンクなのです。

ギョギョギョ (@ @)

アメリカでは、義歯をこのように作り始めているそうです。びっくりしました。
この状態では、歯の細かな色合いは、出ませんが、多層色歯牙色のディスクを削ればある程度きれいになるでしょう。
大きな義歯の場合は、ディスクに入らないので3Dプリンターの歯牙色を使うのもアリだと思いました。

平山先生もアメリカでトリニア床(総入れ歯のフレーム)の総義歯を作って良好な適合を感じているそうです。粘膜内面は、ミリング(削り出した)したトリニアという素材を使用しています。
適合は、良好だそうです。

俗にいう、入れ歯のピンクの部分は、レジンと言います。レジンは、粉と液を混ぜて、加熱変化で硬化する材料です。僕らの学生時代にならって今も健在な材料です。僕らの親の世代から存在する古い材料で、硬化時に大きな変形をすることで有名です。

その変形が、人工歯の移動や、入れ歯の辺縁の反り生み入れ歯の痛い原因の1つとされていむす。

デジタル化で、その変形が防止されると革新的な治療となり、入れ歯の大きなイノベーションになるでしょう。

高齢者の方に福音をもたらすことに違いありません。

 

ハートフル歯科では、年明けすぐに1症例目に取り掛かります。

アメリカは、進んでいますね。

全ては、全国の患者さんのために・・・

下田孝義

 

 

 

 

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科