開業準備中ということで、診療室の見学をしに来てくれました。

CADCAMの使い方の話から始まり、ユニットの選定、空間の使い方、ビジョンの大切さ、開業してからの戦略と戦術
看板やロゴの大切さ など、

しかし、一番大切な事は、
「親との折衝」なんです。

僕も開業時にそうでしたが、親に保証人になってもらわないと開業資金は、借りれません。
5000万〜1億円借りる必要があります。
個人では、無理なんです。

だからこそ 親を納得される材料が必要になります。
親になって思うことですが、子供を応援したい気持ちは、あります。しかし、無謀に見えるものは、ブレーキをかけることが、親の務めだとも思います。
僕は、大学卒業して3年で開業したいと言ったら、止められました。ふてくされて、実家に近寄らなくなっていった、事を思い出しました.

F

今、新規開業は、大変な時代だと思います。人口減少社会において、歯科医師には、定年がない。団塊の世代が、いつまでも 現役で歯科医院を続けていく事がほぼ全国的に決まっています。
それは、年金や医療など、社会不安も重なり隠居の道を選ぶ人もいないという事です。

開業する際に、保険治療だけ出来れば良い。という考え方もあります。しかし、これだけ 歯科医療が多様化している中、色々なオプションを持って開業するべきだと思っています。
新しい治療法の習得を開業してから、チャレンジしていく事の大変さを理解しているのか?
彼を見て、不安になりました。

開業する。
患者が来ない。治療法に選択肢がない。
仕方なく、夜まで診療を頑張る。日曜日もやる。
疲れて本も読めない。学会にも参加できない。

O

 

お金が回らないから、夜間、休日も頑張る。
という、対処療法

悪循環。

患者さんにとって、新しい治療法の提案をしたくても、勉強する時間がない、教えてもらえない。
それが、新規開業の悪循環になっていくのです。

開業準備が足りないと、目先のお金を稼ぐことに翻弄されて結局、スキルも上がらず、患者さんにもより進んだ歯科医療の提供など出来ない。
最新設備が医療の質を高めることになるのですが、設備投資も困難になる。
歯科医療の質を担保するために
設備投資を続ける必要があるのですが、普通のやり方だと無理なんです。止まってしまいます。

結局、その歯科医院は、患者さんにとってのメリットは、なくなり。
船は、沈んでいく。

ビジョンを持って、対処療法でなく、開業後に通用する技術や知識を習得をあらかじめしておく。原因療法として、身につけることをしておく必要があるかもなぁ。と感じました。

僕は、親に止められていた開業も10年目にお許しを頂きました。
9年間、歯科に関する基礎的なこと、歯科以外のマーケティングやマネージメントのビジネス書も数多く読む事が出来ました。
それは、勤務医の立場で、少し気楽な気持ちでいられる時間が、育んでくれました。
また、当時の院長は、色々な治療オプションを付与していく過程の僕を見守ってくれていました。

時間がかかったり、材料を買ったり。

その時に、バネを縮めた事が、今の基礎を作っています。
良い思い出です。
勤務医時代に、外科や入れ歯などいっぱい 楽しみました。いつもそばで、見守ってくれていた院長には、今も感謝しています。

好き→楽しい→夢中になる。

あんまり好きでなったわけでもない、歯科医師。
食べるために働く、「ライスワーク」から、「ライクワーク」になっていきました。

開業する頃には、歯科医業が、自分で「ライフワーク」だと確信していきます。
それ以来、努力を惜しむ事なく、好きな仕事だから、朝早く起きて講演の準備や企業との連絡、ブログの作製など暇なし、開業して以来、やってきました。ストレスも少なかったと思います。
開業してからの思い出、過去って、キレイになりますからね。^_^

開業当時は、休日は、院内の備品を買いにあっちこっちいかねばならずふりまわされてちました。
今は、子供の受験にふりもんされています。^_^
備品は、ネットですませます。

今は、歯科医業は、「ライトワーク」というスタンスをとるようになりました。
特に講師を引き受けるようになってからです。

自分自身を進化させることを「人生の目的」といい、ライトワーカーが人類に提供しようとして行う奉仕を「ライトワーク」と言います。

https://lifework.blue/ライトワークを始めよう/ライトワークとは?ライトワークの特徴まとめ/

黒木先生には、遠くから貴重な時間を割いて来てくださいました。少しでも開業の参考になれば幸いです。夢に向かって、頑張ってください。

全ては、若手の歯科医師の先生の夢の希望の為に・・・

下田孝義

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科