今年4月より、第二新卒の歯科技工士2名が、入社してくれました。

今年度歯科技工士国家試験に合格798名。
どこの歯科雑誌を見ても、歯科技工士さんがいなくなると書かれています。
「歯科医師が自分で、歯を作る時代が来るしかない。」と悲しい事情が書かれています。

歯科技工士は、離職率も高く「ブラックな業界」と言われています。コンビニより多いとメディアに書かれるようにどこの歯科医院も青息吐息の経営を余儀なくされています。その下請けとして、歯科技工所が存在するので更に厳しい経営を強いられ、職員はもっと厳しい雇用状態になっていると言われています。
そこで、若手にとっては夢のない業界に見えて、離職につながっているのでしょう。

 

僕は、その問題に関して。
業界への機械化の遅れにより、大量生産が出来なかった事が原因と考えています。

ハートフル歯科では、10年前より歯科技工のデジタル化=効率化に取り組んでいます。このようにパソコンで歯科技工物=白い差し歯をつくっています。デジタル化することで、従来のアナログの仕事を半分以下にして、時間当たりの仕事を効率に行えるようになりました。デジタル化は、「AI」の導入につながります。経験の少ない新人歯科技工士でも、ベテランの歯科技工士同様の仕事が可能になります。

ABCコースとは、そのデジタル歯科技工のイロハを教える個人レッスンのことです。歯科技工のイロハだから、デジタル技工だけに「ABC」と名付けました。^_^
(勤務時間内に研修を行なっております。)

とは、言ってもアナログ技工も少し残ります。研磨作業だけは、手で行います。

 

 

デジタル化する歯科技工は、新人技工士にとって「未来からの贈り物」
昔ながらの手作業のみの職人技だった歯科技工をコンピューターの力を借りて、一気にハイクオリティーな仕事に導いてくれます。

国家試験が終わった後は、アナログ技工の基礎を生かして、デジタル技工で活躍してもらいたいと思っています。

 

来年採用予定の歯科技工士も、週一回アルバイトに来てくれています。温かく見守りながら、指導していきたいと思います。

新人は、出来ないのが当たり前!
今どきなので、言葉遣いに気をつけて、パワハラと受け取られないように対応していきます。

次は、歯科衛生士さんの新人教育について書いてみます。

全ては、患者さんの笑顔の為に・・・

下田孝義

 

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医療法人社団徹心会ハートフル歯科