野田先生の破折歯を救うブログ

2019.10.02更新

こんにちは

 

ハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。

 

今回は3Dプリンターについてお話ししたいと思います。

みなさん3Dプリンターって聞いたことがありますか?

 

今やプリンターは3Dのものを出力できる時代です。今では家庭用の3Dプリンターまで登場し、「3Dプリンター」と検索すると「フィギュア」と出てくるほど一般的なものになってきています。歯科でも3Dプリンターの登場は様々な分野で活躍をしています。

 

代表的なものとしてはサージカルガイドといい主にインプラント治療の際に用いられ、

ガイデッドサージェーリーなどとも呼ばれますが、手術時にシミュレーション通りにドリルで骨を削る際に、マウスピースをはめながらそれに沿って手術をする方法です。

 

3Dpurinto 

 

3Dpurinnta-

 

人の目ほど誤差に気づかないものはありません。コンピューターで事前に設計した通りの手術ができれば、誤差も少なく侵襲の少ない手術が可能と言えるでしょう。そういった際に使用するサージカルガイドこそ3Dプリンターで製作が可能です。

 

また、私が治療で担当することが多いのですが、歯牙移植を行う際にも3Dプリンターを活用することができます。歯牙移植とは奥歯がむし歯や歯根破折により保存できなくなり抜歯を余儀なくされた場合、親知らずなどの別の歯を該当部位に引越しをする治療になります。歯牙移植に関してはまた別のブログに掲載させていただきますが、歯牙移植を行う際にも骨をドナー歯(持ってくる歯)に合わせて削る必要があります。その際に3Dプリンターによりドナー歯のレプリカを作っておくことで事前に歯根の形態を把握することができ、手術時間の短縮、侵襲の縮小、ひいては手術成功率の向上に繋がると考えられます。

 

れぷりか 

 

8番レプリカ

 

他にも仮歯であったり、入れ歯であったり、今ではマウスピース矯正のマウスピースであったり3Dプリンターの活躍の場は増えていく一方です。

 

こうした日進月歩の歯科医療の発展に常にアンテナを張り続け、患者さんの悩みに応えられる医療を日々模索しています。

 

私の中では3Dプリンターは「裏方」という認識でいます。根管治療、口腔外科、セラミック治療、インプラント治療・・・花形の治療技術というよりはそれを支える役回りだと考えます。地味ではありますが、しかし裏方がいない仕事はいつか限界がくる。

 

いつか様々な治療に3Dプリンターの後ろ盾が当たり前の時代が来るような気がしています。

 

今後そういった症例があればご報告させていただきます。

 

 

野田裕亮

 

 

 

投稿者: 野田 裕亮