野田先生の破折歯を救うブログ

2019.11.27更新

こんにちは

ハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。

 

今回は外科的根管治療についてお話いたします。

根管治療とは別名「歯内療法」といい歯の中の根管という神経の管の治療になります。

トンネルの掘削工事をして綺麗になれば封鎖をするために根管充填を行います。

しかし根っこの病気を長く患っている場合、根尖に膿の袋がつくられてしまい、通常の根管治療だけでは痛みや腫れが治らない場合があります。そういった場合は外科的根管治療といい、根の外から膿を袋ごと取り出す手術を行う必要があります。

 

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処置には大きく分けて2種類あり

① 歯根端切除術

② 意図的再植術

があります。意図的再植術は以前掲載した接着治療の口腔外接着術と同じ術式です。

ただ破折はないため、抜いて中を綺麗にして植え直すということを行います。

 

再植は抜歯時に歯根破折を起こしてしまうリスクや再植後に歯根が安定してくれるかの予後を評価していかなければならないため、一般的には①の歯根端切除術を選択することが多いですが、外側一方向からの手術になるため、根っこの裏側まで炎症が波及している場合や奥歯のような歯根端切除術では術野が確保できない場合は意図的再植術を選択せざるを得ない場合もあります。

外科的根管治療時、歯根端切除術も意図的再植術も膿の袋とともに感染が疑われる歯根の先端をカットします。根管治療済みの歯の場合、金太郎飴のように歯根をカットした断面から根管充填材が現れます。

 

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経年劣化や生体親和性の観点から長期的予後を考えると、カットしたままでなく、MTAセメントを用いた逆根管充填により根尖側から根尖の封鎖を行うことが望ましいとされております。(保険外診療)

MTAは他のセメント材料と比較して高い成功率、優れた生体親和性をもつため、

最良の封鎖をし、組織再生を促進する唯一の材料であるとされています。

 

根管治療で長く悩んでいる方、問題は根管内部ではなく根尖病巣によるものではないですか。根尖に問題があるのに根管治療のみを行えばどんどん歯質を失ってしまい、歯の破折のリスクはさらに高まってしまいます。

 

当院ではマイクロスコープを用いた根管治療を保険、自費問わず行なっております。

何が悩んでいる歯に起こっているのか、どんな治療が必要なのかを見極めながら診療を行っております。

是非ご相談ください。

 

野田裕亮

 

 

投稿者: 野田 裕亮