井上先生のブログ

2014.06.21更新

こんにちは。

三鷹市 ハートフル歯科 歯科医師 井上 貴史です。

今回はマイクロスコープを使った意図的再植術の症例を書きます。

40代 女性 他院で根管治療を行うも腫れや痛みの改善がみられないため当院受診をなりました。


いつものようにレントゲンを撮影しマイクロスコープを使い診査、診断を行いました。




レントゲン所見から根の先に白く映りそれを取り囲むように黒い透過像が確認されます。

三次元的な形態診査をしたいためCT撮影を行いました。



マイクロスコープとCT画像の結果白く映っていたのは他院での根管治療時に折れた金属片でした。

まずはラバーダムを使用して根管治療を行い、その後に根尖病巣が大きいため根管治療後に外科(意図的再植術)を選択しました。


歯根の周りに汚れがあります。折れた金属片の根の先から飛び出ているのも確認できます。



こちらが除去した金属片です。



根の汚れ、金属片の除去、感染物質のある根尖をカットしMTAセメントを入れました。

マイクロスコープを使用しながら感染物質を除去していますので歯周組織を傷つけないで行えます。



その後生理食塩水でよく洗浄し元に戻し糸で固定しました。





この状態で数ヶ月経過をみます。

経過良好なら被せていきます。



投稿者: 井上 貴史

2014.06.03更新

こんにちは。

三鷹市 ハートフル歯科 歯科医師 井上 貴史です。

今回は3月に福岡での学会で発表されましたマイクロスコープの新しい器具について書きたいと思います。

主に歯周治療の際に歯石、歯内外科、セレックのセメントの取り残し、直視では見つけられない部位のむし歯などを見つけることができます。

片方にミラー、反対側に剥離(ハクリ)ができる構造です。



ハートフル歯科ではペリオミラーと呼んでいます。



実際に使った症例です。



左下大臼歯部の根分岐部(歯根と歯根の間)に茶色い歯石が付着しています。
マイクロスコープとペリオミラーを使用して歯石除去を行いました。



マイクロスコープのおかげで歯石以外の歯周組織は傷をつけず、しかも短時間で歯石除去ができました!



セレック装着後に余剰なセメント(接着材)がないかも確認できます。


マイクロスコープとこの器具のおかげで治療精度が上がり、短時間での診療が可能となりました!

これからも患者さまによりよい医療を受けて頂けますように研鑽を積んでいきます。

投稿者: 井上 貴史