井上先生のブログ

2014.08.30更新

こんにちは。

三鷹市 ハートフル歯科 歯科医師 井上 貴史です。

今回はマイクロスコープを使って金属を除去しセレックで修復した内容を載せたいと思います。

30代 女性 金属と歯の間に物がつまる事を主訴に来院。

いつものようにマイクロスコープをのぞいてみると...



金属と歯の間に隙間があり、虫歯になっているのが確認できます。

麻酔をして金属を除去しいてみると...



金属の下は虫歯になっていました。

健全な歯質は硬いのですが、右上のように虫歯になると軟化象牙質といいやわらかく、ボソボソしています。

金属の成分で歯が黒く変色していました。



マイクロスコープとカリエスチェック(虫歯が染まる液)を使い虫歯を除去した状態です。

マイクロスコープで虫歯の取り残しがないか確認します。

黒い部分は虫歯ではなく金属による変色です。



ZOO(唾液の進入を防ぎ乾燥した状態を保つ器具)を入れ、コ―ティングを行います。

通常のマイクロスコープのライトですと光効果型のコ―ティング材が固まってしまうため、コ―ティング材が硬化しないように
ライトをかえて行いました。



セレックを入れた状態です。

左側の倍率は2倍です。右側は16倍です。

マイクロスコープの倍率を上げ、段差がないか、余剰なセメントがないかチェックします。



術前、術後です。

今回の金属からセレックへの治療の利点としては

①セレックは金属のように電位を持っていないため虫歯菌がつきずらいです。

②セレックは歯と接着し段差なく移行的に仕上がり、金属のように歯の適合も悪く、一度治療しても数年で虫歯を再発してしまう事が少ないです。

以上のことから、金属からセレックにかえることで虫歯になりずらいお口の中へ変わります。

今後ともよろしくお願いします。



投稿者: 井上 貴史

2014.08.18更新

こんにちは。

三鷹市 ハートフル歯科 歯科医師 井上 貴史です。

今回は上の前歯を他歯科医院で根管治療が終わったが、痛みと違和感が消えないため来院。

レントゲン所見から根尖部から根管充填材が飛び出てその周り透過像(病巣)ことが確認できます。



マイクロスコープでのイメージ画像です。ピンク色をしているのが根管充填材です。
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マイクロスコープと専用の器具を使うことで根管充填材だけでなく根管内の汚染物までもきれいに除去できました。

症状は軽減されました。

根管充填材除去時のレントゲンです。



歯根のまわりにまだ白い線が映っています。
これは根管内からのアプローチは困難なため、そして病巣も大きいことから歯内外科を行います。

歯内外科の歯根端切除術を行いました。



根の先の白く写っていたものもキレイになくなりました。

術前、術後です。



今回の場合は通常の根管治療だけでは治せません。

マイクロスコープを使い根尖病巣の取り残しがないか確認しています。

レントゲン所見では、根尖部の黒い円形の透過像も右上のレントゲンでは薄くなっており、順調に治癒傾向に向かってます。



白く写っているのはMTAセメントです。
根管内をきっちり閉鎖しました。

歯内外科後はいままであった痛みや違和感がなくなりました。


「すべては患者さまの笑顔のために...」

今後ともよろしくお願いします。



投稿者: 井上 貴史