井上先生のブログ

2014.11.22更新

こんにちは。

三鷹市 ハートフル歯科 歯科医師 井上 貴史です。

マイクロスコープで有名な秋山勝彦先生が書かれた本「The Micro Endoscopic Technique 」が届きました!



この本は秋山先生が考案された、「The Micro Endoscopic Technique 」のポジショニングをオールカラーでとてもわかりやすく解説されています。

何度も読みポジショニングを勉強したいと思います。


「The Micro Endoscopic Technique 」はミラーテクニックと異なり片手にミラーを持たないため両手で精度の高い治療が行えることが可能です。

今後ともよろしくお願いします。

投稿者: 井上 貴史

2014.11.17更新

こんにちは。

三鷹市 ハートフル歯科 歯科医師 井上貴史です。

秋山先生札幌講演の続きです。

歯科診療で多く治療を行う、虫歯についてです。

虫歯の要因として歯科大学で教育されてきた、研究者カイスの輪が有名です。


①環境(歯)
②むし歯菌(細菌)
③糖
④時間

以上が関連すると虫歯が発症すると勉強してきました。

これは、今からおよそ50年近く前に発表されたものです。

「カイスの輪」が発表された時代と現在では患者さまの口腔内環境が異なります。

ハートフル歯科でも行っている唾液検査で虫歯の原因菌(ミュータンス菌、ラクトバチラス菌)を調べたり、唾液の性質を確認したり、プラークコントロール、フッ素、キシリトールガムなど患者さまの虫歯への意識が違っています。

それでも、隣接面(歯と歯の間)の虫歯が出来やすいです。
確かに隣接面は虫歯の好発部位と呼ばれています。
歯ブラシでのプラークコントロールは難しくデンタルフロスを使います。

しかし、プラークコントロール良好な患者さまにも隣接面の虫歯が見つかります。
その原因を秋山先生が分かりやすく解説してくれました。

それは、マイクロクラックです。
マイクロクラックだけではなく、ブラキシズムやプラークがたまりやすい環境、虫歯菌等が関連することでむし歯が発症すると教えてもらいました。

マイクロクラックとはブラキシズムと呼ばれる歯ぎしりや食いしばりや健全でない咬合力の力のコントロールがうまくいかない事により歯にひびが入る状態です。

マイクロクラックの大きさはおよそ10~50マイクロ㍍と言われています。㎜に換算するとなんと0.01ミリ㍍になります。

やはり肉眼では発見するのは難しいですね。

ちなみに虫歯の原因菌であるミュータンス菌は1マイクロ㍍です。

ですので、マイクロクラックがあると余裕でミュータンス菌が入り、感染しむし歯を進行させてしまいます。

実際に、隣接面の虫歯を見つけました。

肉眼ですとエナメル質の変色は確認できます。

下の画像はマイクロスコープ約3倍の倍率です。



もちろん、カールツアイス社のピコモラーで「The Micro Endoscopic  Technique Akiyama method」でミラーは使わずに直視で行っております。



倍率を少し上げました、クラックの白線がわかりますが、明確なマイクロクラックは確認できません。

さらに倍率を上げると



マイクロクラックを赤い線で記入しました。

マイクロクラック(赤い線)とエナメル質の変色部位と関連性があることが確認できます。

秋山先生は、マイクロクラックを確認するには20倍の倍率がないと難しいと言われています。

マイクロスコープがあるからこそ、クラックがわかり高度な診断が行えます。

マイクロスコープの使用方法は「The Micro Endoscopic Technique Akiyama Method」であれば、歯内療法だけでなく、虫歯の診断、治療、両手の使える精密な外科等を行えます。

今後もトレーニングを積んでいきたいと思います。

このような機会を頂き、理事長、ミナ先生ありがとうございます!

投稿者: 井上 貴史

2014.11.16更新

こんにちは。

三鷹市 ハートフル歯科 歯科医師 井上貴史です。

11/16(日)に札幌で行われたGC主催のマイクロスコープで有名な秋山勝彦先生の講演「手術用顕微鏡は、TPP後の歯科医院経営の救世主?」を受講してきました。

以前もブログで書きましたが、秋山先生が一日講演をされるのは今まで4回しかなく、とても貴重です。

11/15(土)の診療が終わりすぐに羽田空港へ向かいました。

札幌は初めてでした。




11月中旬で雪があり、予想以上の寒さでした。

秋山先生は10月に米国コロンビア大学歯周病科のレジデントに講義をされたそうです。

コロンビア大学は2014年の世界大学学術ランキングにおいては、世界ランキング8位の優秀な大学で、ノーベル賞受賞者を101名輩出しており名門です。

米国、欧州においてはマイクロスコープは、歯内療法(根の治療)の分野では広く応用されていますが、日本の様には普及していません。

日本のマイクロスコープ普及率は2006年では1%、2014では6%です。

日本で普及してきたのは、歯内療法で使用される様になったこともあるかと思いますが、秋山先生のマイクロスコープ直視での術式である「The Micro Endoscopic Technique Akiyama Method」を発表してから普及率は上がったそうです。




この講演ではマイクロスコープでなければわからない事や高度な治療、日常行っている虫歯の治療はどのようなものか等興味深かったです。


この日が秋山先生の書いたポジショニングの本が解禁となり、その本を使ってのレクチャーもありました。

会場に歯科診療ユニットとマイクロスコープも準備され、実際に受講者の先生に秋山先生からポジショニングのレクチャーもありました。



展示ブースにはマイクロスコープでの画像をより患者さまにわかりやすく説明するツールとして、carina社から「ADMENIC DVP2」が置いてありました。



スマホのように画面をピッチイン、ピッチアウトで拡大縮小でき、ペイントで画像処理もスピーディです。

とても便利なツールだと思います。

つづく

投稿者: 井上 貴史

2014.11.01更新

こんにちは。

三鷹市 ハートフル歯科 歯科医師 井上 貴史です。

今回は交通事故により前歯が折れ、1DAYでセレック治療を行った症例を書きたいと思います。

症例
50代男性
交通事故により前歯が折れたことを主訴に来院。



診査診断の結果、幸いにも電気歯髄診断から歯の神経は正常反応を示し、症状、動揺もありませんでした。

当日は、応急対応としてCR(コンポジットレジン;合成樹脂)を使用して歯冠修復いたしました。

患者さまと前歯の形態、色、かみ合わせなどをよく打ち合わせをして次回1DAYセレック治療をなりました。

患者さまの希望は、
① なるべく歯を削らないこと
② 以前の歯が大きかったので口唇に圧迫感があったので、歯の大きさを小さくしてほしいこと

術前に口腔内写真や型取りをして可能な限り患者さまのご希望に添えるようにシュミレーションを院内歯科技工士と行いました。




当日も再度神経の状態を診査し、異常が無いか確認後治療を開始しました。

もちろん、いつものようにマイクロスコープを使用しなるべく歯を最小限に削るよう細心の注意を払いました。




試適を行い歯の形態、色、かみ合わせをご本人に確認してもらいます。

その後取り付けていきます。




1DAYで前歯が入り患者さまもとても喜ばれておりました!

ハートフル歯科では最先端の設備で患者さまをお迎えしております。

セレックシステムやマイクロスコープ等の設備が整っているからこそできる治療があります。

今後ともよろしくお願いします。

投稿者: 井上 貴史