井上先生のブログ

2019.11.02更新

こんにちは

いつもありがとうございます。

ハートフル総合歯科グループの歯科医師 井上貴史と申します。

今回はなるべく歯の根を残すために、根の治療(根管治療)の際に使用する器具(リーマー、ファイル、NI-TIファイル)が折れてしまい根の中(根管内)ある状態を除去した症例です。

ハートフル総合歯科グループの歯科医師の野田裕亮先生が以前ハートフル総合歯科グループHPのブログで「根管治療における破折ファイルについて」詳しく書かれています。

こちらです。→http://www.e82.jp/blog/2019/10/post-378-705380.html

実際に根の中(根管内)ある破折物の除去を行ったケースとなります。

患者さんには治療写真やX-P写真などの資料を使用させて頂くことを十分に説明させて頂き同意を得て使用させて頂いております。

患者さんは右下の歯の違和感が気になり来院されました。喫煙歴や全身疾患はありませんでした。なるべく歯を残してほしいと希望されております。

 

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術前に診査診断をしました。X-P写真から根の先(根尖)部分に破折物のようなものが確認されました。まず被せ物(補綴物)を除去して根管治療を説明し、治療に同意を得ました。

 

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根管治療を開始し、以前根管治療をした際のお薬(ガッタパーチャ)を除去したX-P写真です。根の先(根尖)部分に破折物が写っています。根の先(根尖)部分より先に押し出さないように注意しないといけません。

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を応用して、根の先(根尖)部分の破折物を確認します。専用の器具を使用して振動を加えて慎重に除去しました。

 

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除去後のX-P写真です。

根の先(根尖)部分の破折物がないことを確認しました。その後、根の治療(根管治療)を行い、根の中(根管内)に最後のお薬(ガッタパーチャ)をつめ(根管充填)土台を入れました。仮歯で状態を確認して被せ物にしたいと思います。患者さんが気になっていた右下奥歯の違和感は現在のところ改善しました。

今後も注意深く経過観察させて頂きます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

井上貴史

 

2019.11.01更新

こんにちは。

いつもありがとうございます。

東京都 三鷹市 ハートフル歯科医院、武蔵野市 ハートフルデンタルクリニック、三鷹ハートフル小児歯科医院、三鷹ハートフル矯正歯科医院 歯科医師 井上貴史です。

今回は、歯の被せ物について書きたいと思います。テーマはセラミック修復(e.max(イーマックス)システム/Ivoclar Vivadent社)です。

日常臨床において、むし歯の治療、根の治療(根管治療)後などにセラミック修復(白い材質)やジルコニア修復(白い材質)をすることがあります。最近は特に白い歯、キレイな歯にしたいというご希望の患者さんが多いと思われます。Ivoclar Vivadent社のe.max(イーマックス)は、二ケイ酸リチウムガラスを主成分とするセラミックの材料で、強度も高く審美性に優れているマテリアルです。e.max(イーマックス)の意味は『empress max』(エンプレス・マックス)です。
e.max(イーマックス)と言っても種類は5つあります。

IPS e.max プレス

IPS e.max ジルプレス

IPS e.max セラム

IPS e.max キャド

IPS e.max ジルキャド

以上5種類あります。症例に応じてe.max(イーマックス)のこの5種類から選択します。

 

イーマックスブロック

 

上の写真は、e.max キャドのブロックです。ブロックは紫色ですが、ブロックを削った後に専用の窯に入れて歯の色になります。

以前書いたe.max キャドの症例のブログです。

http://www.e82.jp/blog/2016/03/post-30-202188.html

臼歯部(奥歯)のインレー(小さい詰め物)、アンレー(大きい詰め物)、クラウン(歯を全体的にかぶせるのも)に選択しているのは、主にIPS e.max キャドです。症例に合わせて材料やシェード(色)などを選択していきます。他のCAD/CAMのマテリアルは、VITA社のマークⅡやジルコニアなど準備しています。ご興味がありましたら担当歯科医師までお声がけ下さい。

今年の2019年6月に参加させて頂きました米国ボストンにてISPRDの学会でも講演者がe.max(イーマックス)システムの有効性について発表されていました。

http://www.e82.jp/blog/2019/06/2019isprd-683981.html

その時の書いたブログです。今後ともよろしくお願い申し上げます。

井上貴史