野田先生の破折歯を救うブログ

2016.03.07更新

こんにちは

今回は以前ご紹介したクラック(ヒビ)が原因で神経治療が必要になった症例をご紹介します。

 

先日いらっしゃった患者様で、

「他院ではムシ歯がないと言われたが、昨晩からズキズキと痛みが引かず、噛むと痛い」

という方がいらっしゃいました。

 

レントゲンを見ても、お口の中をチェックしてもムシ歯を疑うような場所はありません。

しかし歯周病検査で歯周病を疑う所見はありませんが、電気診(神経の生死を判別する検査)では神経の生活反応はありません。

 

神経の反応がなく、噛むと痛みがあり根管治療が必要になる為、マイクロスコープを用いながら根管治療を行いました。

すると、歯冠部(歯の頭)から歯根にかけての破折線が確認できました。

 

破折歯症例1

 

しかし、マイクロスコープで確認する限り、根の外側までひびが入ってしまってはおらず、

以前ご紹介したSplit Tooth(歯牙全体のヒビ)の一歩手前の状態と判断し、

根管治療の経過も良いことから接着剤(スーパーボンド)を用いた根管充填を行い、保存することができました。

1度入ってしまったヒビはもう戻ることはない為、これ以上ヒビが入らないようにする為、今後はグラスファイバーの土台、セラミックのかぶせ物を入れる予定です。

 

 

投稿者: 野田 裕亮