理事長のブログ

2012.05.18更新


大学を卒業して、18年目。
40歳を超え歯科医師として自信を持ち毎日の臨床を行えるようになってきました。

そして、30歳過ぎ、インプラント手術を少しやらせてもらえるようになった時の気持ちを思い出します。

「サイナスリフトがやってみたい。」
「前歯に審美的なインプラントができるようになりたい。」

漠然と自分の歯科医師としての技術的な憧れというか、叶わないだろう目標を持っていました。
(サイナスリフトは、上顎の骨が薄い時に行うテクニック。)

 

当時、サイナスリフトは、大学病院と一部に開業医の先生しか行われおりませんでした。
本にもなっていない状態、口伝え、海外でセミナーなど受けた一部の先生が行っていました。
前歯のインプラントは、「きれいにできない。すぐに歯肉が下がってきて問題が起こる。」
と語られていました。

 

10年の時を経て、学会では、そのテクニックが語られ、僕も含めて多くの先生方が行えるようになりました。

しかし、まだまだ一般的では、ありません。

僕も30歳の時に、叶わぬ夢と思われた、この治療が、普通に行えるようになりました。

 

日々の研鑽が自分を大きく成長させてくれたのです。

 

しかし、開業して、7年目に入り、インプラント手術も自由自在に行えるようになったような気がする。

そんな「自分に違和感を感じる」ようになったのも最近です。

開業医は、自分ひとり! 自信を持って治療に望まなければならないのも事実です。

しかし、自信を持ちすぎること“過信“、それが違和感だったのです。

         

今回世界に目を向け、ウィーン大学の口腔外科エバート教授、
ドイツのフライブルグ大学元教授でカムログインプラント開発者のキリシュ先生に、
インプラント手術の際の細かなテクニックの数々を学び多くの発見がありました。
一番、感じたのは、低侵襲(腫れない、痛みの少ない)、より確実な縫合早期治癒を促す。
そのために、骨膜(骨と歯肉の間の組織)骨の血流を従来の手術よりも繊細に考えて、治療を行っていたことです。

そのセミナーは、限定20名 日本人枠3名 世界中の歯科医師が受講されていました。

世界中の歯科医師に注目されている二人から、直接、指導を受けることができたのです。感動です。

手技の方は、今日からの手術などで生かせる内容でした。

その内容は、全編ビデオ撮影させていただけたので、もう一度確認したいと思っております。

ビデオ撮影OKの研修は、本当に珍しいのです。
「各国に技術を持ち帰り、伝え、正しい手術を行って欲しい。」という心
優しいメッセージが込められています。

驕らず、謙虚に歯科医療に取り組む姿勢について、自ら反省することができたのが一番の収穫です。

 

エバート教授、キリシュ先生には、本当にお世話になりました。



 

謙虚な姿勢。日々の努力。忘れない初心。

初心を忘れないという思いから付けた、「医療法人徹心会」という名前に負けないように、診療に励んでいこうと思います。

 

1週間という長い期間、安心して研修に行ける環境を作ってくれるメンバーに感謝します。

診療を休みしてご迷惑をかけた方も多かったかもしれませんが、
今後のハートフル歯科で、この経験を大きく生かしていこうと思います。

 

理事長 下田孝義

 


2012.05.17更新


2011年4月11日念願の欧州研修2回目に出発しました。
なぜ、念願の2回目かというと、ヨーロッパ特にドイツ、スイスは、セレックの開発のシロナ本社、セラミックブロック開発のイボクラ社、VITA社などがそ ろい、ドイツ語圏での開発、各歯科大学でも臨床応用など目覚ましく進んでいることが前回の1年半前のドイツ研修より知っているからです。


今回の研修は、当院でも非常になじみの深い、セレックブロック(長石系)の生産、CAD/CAMによるセレック治療で実際口に入れる材料の開発に携わるVITA社に行きました。
場所は、スイスチューリッヒから車で北上すること1時間。スイスードイツの国境の田舎町、バード・ザッキンゲン。セーヌ川の畔、国境を結ぶ世界最古の屋根付き橋のある町としてドイツでは、知られています。
その町は、「ラッパ笛吹きの物語」というのオペラの題材になっていて、国内の観光客も来るそうです。その国境の町バード・ザッキンゲン、最大の企業がVITA社ということになります。

前回のドイツ(シロナ社)リヒテェンシュタイン(イボクラ社)、に続き、VITA社を訪問することでCAD./CAM治療に関わる大手3社の研修をすべて受けたことになります。

ハートフル歯科でセラミック治療を進めていくことに際して、本国の意向、開発状況、先進国ドイツでの臨床応用の実態を学ぶことができました。

前回より1年半の時間を経過し、コンピューターの進化と共に大きくセレックの運用できる幅は、広がりを見せています。その広がりは、多岐に渡り歯科医療全 体を網羅するようになりました。2年半前に白い歯(セラミックのむし歯治療)専用の機械として導入したセレックは、今では、インプラントやブリッジにまで 使用することが可能になりました。その精度は、人が作る金属治療に勝るとも劣らない、そして何より時間と手間を大幅に短縮し高い審美性と機能性、将来性を 生む結果になりました。
当院でも、インプラントやブリッジ専用の機材の導入は、終わり 既に臨床応用が済んでおります。

今回のメインテーマは、そのインプラントやブリッジ治療に欠かせないジルコニアという生体親和性の高い、特殊な白い金属の物性、使用法、注意点など気に なっての出国です。また、昨年夏にバンクーバーで見た最新ソフトウェアの更なる進歩、新着情報の収集を主な目的となっております。

初日の講義では、英語、ドイツ語、日本語の入り混じる中セミナーが始まり、次第にヒートアップしていきます。もちろん、ドイツ語は、まったく分かりません。時折聞こえる巻き舌、まったく不明瞭の言語が出てくると、ドイツ語だなぁと感じます。

午前中の内容は、最新の歯の色を診断する機械のMr.PatrckBayer(開発者)レクチャーです。LEDの強い光を歯牙の表面に当てて、その反射する光を分光して12個のセンサーに感知させて、色を判定する機械です。
人間の目は、太陽の下、木陰、部屋の中、同じ物を別の色と感じ、錯覚を起こす器官です。ですので、診療室でも白い歯ならどれも“白“となってしまい、感覚 的な色合わせになり、個人のニュアンスがなかなか伝わらないことが多く見受けられます。患者さんが、「もっと白くして欲しかった。」「私の歯は、こんなに 黄色くないわ。」とよく聞きます。逆に「こんなに白かったらおかしいいわ。」など専門家の僕らが確認していても取り違えることがあります。

そこで、今回の研修で紹介されたイージーシェード・アドバンス(VITA社)は、客観的に色を見ることを可能にして、最適なセラミック材料を自動選択してくれます。
この機械は、非常に正確で誰がやっても同じように正確に色を見てくれます。
もちろん、不適用の場合も出てきますがそういう所も研修で学んでいます。

近日中に納品され、最新色の識別装置が使用できるようになります。好ご期待!

      

午後は、昨年夏研修してきた、カナダ・バンクーバーから半年遅れて日本にも導入されたSW4.0 (セレックソフト)に続く、最新ソフトウェア、インラボ4.0の紹介。臨床応用などがありました。

今までのセレックでは、出来なかった複数歯症例の作製がより人間が作る場合と同様の操作がコンピューター上で可能になりました。噛み合せの角度の設定、前歯の対称性などがより簡単な操作でできます。
ブリッジの細かな色や形・材料の調整が可能になり、もっとも驚いたのは、入れ歯のデザインが可能になったことです。
歯牙などの固定したものしかできなかった機械が、歯肉の型まで採取可能になる。驚くべき事実です。
ドイツでも1週間前に販売が始まったばかりの最新ソフトウェアです。

日本でも、6月末販売予定です。今回の研修で学んだことは、日本でのソフトウェア導入前から、患者さんへ提案できます。販売前から導入を見越した最新の治療計画を立てることができます。
ソフト上の進化ですので、初めてでも操作以外は、完璧な治療が提供できます。操作も技工段階です、患者さんにご迷惑をかけることは、ないでしょう。
新しいソフトウェアは、最新のテクノロジー。セレックを使用している歯科医院が全て導入しているわけでは、ありません。絶対的な将来性を持つ虫歯予防の概念から生まれた、最新歯科治療です。
世界は、ものすごい速度で進んでいます。コンピューターが歯科医療を変えているのです。
2日目は、初日の内容を中心に実習をしてきました。

“温故知新“古きを訪ねて新しきを知る。
セレック関連、大手3社の開発の歴史を紐解き、日本最大のCAD/CAM歯科治療グループ(JSCAD)の先輩の先生方と共に貴重な時間を過ごすことで、セレックの歴史、接着の歴史、デジタルデンティストリーの全てを学ぶことが出来ました。
江本先生、矢野先生、井畑先生、武末先生を含む8名の先生方には、短い研修旅行ではありましたが、多くの学びをいただきました。

      

今年は、シンガポール研修に始まり、ドイツ、オーストリア(ウィーン)、北京、マカオと海外研修が続きます。
多くの患者さんに予約や診療に関してご不自由をかけることとなります。
「すべては、患者さんの笑顔のために・・・」信じて行かせていただきます。
正直、時差もきつく、不慣れな語学を使用する研修を何日も受講するには、ものすごくエネルギーを使います。
しかし、世界水準に近づくことで、地域の方やセレックに携わる歯科医療機関に正しい情報発信が可能になります。
今回もドイツのVITA社や白水貿易の方の尽力で多くの知識と経験が得られました。
Dr,Rauh、Dr,Kubad 忙しい中、講義の時間を作っていただき大変感謝いたします。
今後の日本の歯科医療発展に貢献することで、今日の気持ちを伝えたいと思います。

理事長 下田孝義

2012.05.09更新

イージーシェードガイドアドバンス 導入!

(歯の色合わせの基準は、色彩学に基づいた 3Dマスターシェードへ。)

 

バッドザッキンゲンから帰国して、あっという間に2週間が過ぎました。

VITA社での最新色彩測定装置、イージーシェードガイドの存在を聞き、

すぐにでもハートフル歯科でも使用したいと思い、今日、明日かと待ちわびておりましたが、

やっと、ハートフル歯科に到着しました。

 

長―い船旅で送れること、3週間!って感じです。

 

学術担当者の講義&実習が受けたくてスケジュール調整の結果、

4月28日に行う事に、意外と遅くなりましたね。()

 

数百種類の色の中から、たった一つの白色を決める難しさ!

 

Dシェードマスターは、人間の目と希望のお色の決めることが出来ます。

イージーシェードガイドは、コンピューターが今を、自動選択した色が出てきます。

客観的な色彩感覚VS主観的な色彩感覚

これは対決でなく、コンピューターと歯科医師、歯科技工士、患者さんの希望をつなぐ 架け橋となるのです。

 

審美的な歯科医療は、患者さんが若返る、きれいになる、噛めるようなる。

今までのコンプレックスやストレスがなくなるすてきな医療なのです。

 

患者さんの夢を叶えるために!

だから、客観的な意見も必要なのです。

 

希望、夢、現実の世界。

審美の世界は、難しいのです。

 

歯科医師の見える色と患者さんの希望する色。

ニュアンスが違うものを形にして表現する。難しさ。

 

イージーシェードガイドは、二人をつなぐ架け橋になってくれます。

 

セレックのブロックのベストチョイスが選べます。

 

ハートフル歯科にドイツから 

またすごいやつがやってきました。

 

                                是非、セレック体験してみてください。

 



理事長        下田孝義


 

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