理事長のブログ

2013.10.25更新

開業以来 マイクロスコープを導入して、根管治療に力を入れています。
昨年末より、社会的にも根管治療の重要性が高まり、保険内でのマイクロスコープやラバーダムが求められるようになってきました。
そこで、HPにもマイクロスコープやラバーダムなどの必要性について掲載するようにしております。

2013年
僕だけしか、使わなかったマイクロスコープを歯科医師全員で共有できるようになりました。




これは、なかなか他の歯科医院では、難しいことだと思われます。
高額なマイクロスコープを何台も用意する。
それを使いこなすトレーニングを積む。
それを臨床に応用して、結果を出す。

やっと、僕の思うレベルに近づいてきた気がします。

 院長の本山先生は、2013年4月以来 日本の根管治療の第1人者の石井先生の年間コースに席を置き学んでおります。
エンドマスターへの道というプログも16回まで公開が進み、
彼の勤勉さをお伝えできるようになりました。
また、本山先生は、米国式の根管治療の講義を毎週金曜日の歯科医師MTで継続的に行っています。
ハートフル歯科では、根管治療コースで学んだ米国式根管治テクニックを
歯科医師全員で共有しレベルアップを図ることにしております。
更に、井上先生、野田先生も米国式根管治療ベーシックコースには既に参加し
足並みをそろえて進んでおります。

根管治療は、歯科治療の基本。いわば基礎工事の部分。
しっかりとした土台の上にだけ、長く住める、使える家は、建ちます。
歯科治療の根本となります。

1年半という時間、日々の鍛練によって、先生方のレベルは、確実に上がりました。
これからも日々の研鑽によって、ハートフル歯科の根管治療のレベルは、更に向上していくでしょう。
多くの根管治療で悩む患者さんには、福音をもたらすことが可能になるはずです。

その内容を小冊子にまとめ患者さんにも簡単にお伝えできるようにしたいと思い
その編集にも着手しております。
今ある、「3D精密根管治療」に続く、診断基準や治療の進行に合わせて
治療の内容を解説したものになります。
それができると、もっと みなさんへの治療内容や治療説明など円滑にできるようになります。

 南口院、北口院ともに、画像による歯の状態説明を行えるようなシステムが導入され
日々説明に使用してます。



小冊子と合わせることで、みなさんの歯の状態の理解は、より深まります。
絶対に保存できるとは、言いませんが、痛みの原因を探り
解決の糸口を見つけることが可能になるはずです。

マイクロスコープは、歯の中の複雑な構造をはっきりと目で見せてくれます。
間違えなく診断力が上がります。
根管治療でお悩みの方は、是非 一度お越しください。

 全ては、患者さんの笑顔の為に・・・

 下田孝義

2013.10.16更新


昨日、ショックなニュースを聞きました。

「アンパンマン」の原作者である
やなせたかしさんがお亡くなりになられた、というニュースです。

アンパンマンは子供向けアニメのイメージが強いですが、
やなせ氏がアンパンマンという物語を通して伝えたかったことは、
非常に意味の深いものでした。

例えば、普通、
勧善懲悪の物語の中では、

「敵をやっつける=正義」

という流れが一般的です。

ところが、やなせ氏は『正義』について  このように捉えていました。

「例えばウルトラマンなら、怪獣を倒す。正義が勝つ。」
 
では、正義というのは、そういうものだろうか?
怪獣には怪獣の正義があるんじゃないか。
他にも正義が、あるんじゃないか。

世界中にはひもじい子ども、
飢えた人がたくさんいる。
もし、正義の味方だったら、まずひもじい人を助けるほうが先じゃないか。

また、やなせ氏は他に
こんなことも言っていました。

「正義とは実は簡単なことなのです。
 困っている人を助けること。ひもじい思いをしている人に、
 パンの一切れを差し出す行為を『正義』と呼ぶのです。」

この、やなせ氏の『正義』に対する考え方に私は深い感銘を受けました。

たいていの人は、自分の正しいと思うもの、自分の正義を貫きたいと思うでしょう。

しかし、その「正義」というのは
立場によって異なるかもしれません。

自分が考えている正義とは真逆のもの、つまり「敵」をやっつけることが正義では、なく
『本当に大切なのは、困っている人を救う。』ということ。

それは、大切なようで、一番見失いやすい視点だと思うのです。

歯科医院に置き換えてみても
同じことが言えると思います。

色々な歯科医院があって、
色々な医院理念、色々な先生の考え方がある中で、一番大切なことは、なんなのか?


一番大切なことは、自分自身が、正しい医療、正義を守り、
患者さんの痛みや悩みを解決したり、ニーズをくみ取ったりして治療をする。
今よりも良い状態へ、将来に渡り健康、豊かな食生活、幸せな人生へと患者さんを導くこと。

自分のしていることが本当に患者さんのためになっているのか、
自分のしていることが本当に正義かどうか、

ふと立ち止まってしまったときは、アンパンマンの物語を振り返ってみたいと思いました。

やなせたかしさんの
ご冥福をお祈りします。



下田孝義

2013.10.11更新

先日、ボストン研修にも一緒に行ってきた青森の友人の紹介で
歯科衛生士学校にリクルートに行ってきました。
一日3便の 羽田―三沢便 だったので、朝出発、夕方の便のトンボ返りでした。

夕方の時間に卒業生26名、在校生15名の学生さんを対象に
歯科医院紹介をしてきました。



熱心に将来を見据え、就職先を考えている様子でした。
何名かの青森県外の就職を考えているとのことで、東京暮らしや歯科衛生士の魅力
吉祥寺に近い立地など紹介しました。

「八戸衛生士学校の皆さん、待ってますね!」

来春ハートフル歯科にその中の誰かが来てもらえると嬉しいと思って
期待しています。


今回の青森訪問には、もう一つのミッションがありました。

9時半には、青森県三沢空港に降り立ち、車で30分
友人の診療室に向かいました。

今日は、インプラントの患者さんが待っているとのことで、一緒にオペを行いました。
ボストンで一緒に学んだ、バイコンインプラトのオペをしてきました。
緊張する友人の額をぬぐう奥さんが印象的でした。
そして、一緒にこれからもバイコンでやっていこうと話しました。



ショートインプラント5㎜×6㎜のインプラントを使用したので、
通常よりも非常にシンプルなオペになり、満足のいくオペができました。
たまに第3者とオペに入ると、勉強になります。
友人と術式のディスカッションをすることで、すごく刺激になりました。

その後、お昼休みを利用して、メンバーにインプラント講義をしました。
メンバーの協力なしには、進まないという内容です。



朝早くから羽田を出発して、手術、講義、リクルートまで忙しく青森を回ってきました。
一緒にJSCADでセレックを教えている仲間ですが、10月に新しく診療室を拡張して

「青森の上北町をむし歯ゼロにするんだ。」

と熱く語っている姿に、予防歯科に対する僕の情熱も再燃しました
もっとパワーアップしていきたいと思い帰路の飛行機に乗り込みました。



来年も彼と一緒に勉強していきます。


「全ては、患者さんの笑顔の為に・・・」


下田孝義

2013.10.05更新

ドイツデンタルショウから半年。
12時間の長いフライトでアメリカ・ボストンに向かう。

今回の目的は、最新の5㎜の長さでも大臼歯部に使える、
ショートインプラントの実態に迫ること、そしてアメリカの歯科事情について
理解することにありました。
ドイツで見た、長さ5㎜の不思議なインプラント。
現在のハートフル歯科でも、そのシステムは採用され
何人もの方に使用しております。
通常のインプラントは、4㎜×10㎜が標準的なもの。
ショートインプラントでも、8㎜が限界と言われています。
今まで使用している、インプラントも8㎜が最短。
7㎜も使いますが、補助的なものとなっております。


 
ハートフル歯科では、自分の受けた医療を医院理念にしております。
5㎜で済むなら、骨に穴をあける量を減らしたい。
それが、神経、血管損傷を防止して、腫れや痛みを少なく手術につながる。
そういつも思っておりました。
その思いからこのショートインプラントの謎に迫る必要が急務と感じ、
渡米してきました。

その画期的なインプラントの特徴は、

『スローピングショルダー』
審美性と骨の安定性に寄与します。

『ロッキングテーパー』
セメントを使用しないために、感染しにくい構造です。

独特な『フィンデザイン』
短くても骨との結合が有効的に進みます。

この3つの特徴について、日本のセミナーでは、十分な説明を受け、
体感することができませんでしたが、この研修を通じてすごく良く理解できました。
実際のオペや被せ物を取り付ける様子を見てみると
今までのインプラント治療とは、まったく異なる物を見ることができました。

骨のない上顎にインプラントをする方法。
今まで、抜歯即時埋入手術の場所を選ばずに手術を行っている様子。
初めて見るオペの数々、インプラントの周囲に骨がドンドン増えてくる事実。

多くの学びがありました。

帰国後、すぐにそのテクニックを使用して、
もっと簡単にまとまった手術を計画しております。
この新しいインプラントシステムには、インプラントのイノベーションを感じています。

アメリカの歯科事情は、日本と異なります。
アメリカでは、「大きなむし歯は、抜歯→インプラントが99%ですよ。」
と言われました。
根管治療は、予後も不安定で根っこの治療と被せ物を入れると
インプラント治療と同等の価格がかかることが原因だと言われています。
確かにインプラント予後は、安定しています。
自分の歯を大切にする日本の文化的背景を考えると
なぜか受け入れられない物がありました。

『所変われば品変わる!』
そう思うと、なんか理解できました。
保険制度、国民感情など文化的な背景から歯科治療が違うことを痛感しています。

大学見学もしてきました。
ハーバード大学とボストン大学。世界に名高い有名大学です。
そこの補綴科インストラクターと臨床教授、日本人でボストンで活躍する先生方、
地元の歯科医師などにお会いしてきました。




世界の最先端の医療機関で勤務する先生方から、治療計画の大切さと
歯科治療をコントロールしている被せ物のデザインの重要性を改めて問われ、
真摯に受け止め、帰国後の治療計画の参考にしようと思いました。

不景気から日本人留学生が減り、韓国人、中国人、インド人が
多く留学してきている実態を聞き、日本の学生さんにも頑張って
世界へ飛び出してもらいたいと思いました。
20年前に留学する方法、道しるべが分かっていたら
人生が変わっていたのかもと残念に思ったのも事実です。

次世代を担う20代の若き歯科医師の先生方に、今回の研修で学んだ、
世界は広く大きい、歯科治療にも色んな形があることを伝えたいと思いました。

現地の日本人歯科医師が、
「日本人には、OPEN MINDが足りない。」
「もっと世界に出て、外から日本を見て欲しい。」と語られたのが印象的でした。

スポーツ、アート、サイエンス。全てが揃う、ボストンの街。

メジャーリーグで大活躍する元巨人の上原!



誰もが教科書で見た、ゴッホやミーレの絵が飾られた美術館!



世界に向けた研究を続けるハーバード大・ボストン大・タフツ大!

世界は、広く 多くの刺激をもらえます。

ハートフル歯科の目標・新しい道を見てきました。
マイクロスコープ、インプラント、インビザライン、小児歯科。
アメリカと差が詰まってきたかも・・・

10年前ロスアンジェルスで見た、アメリカの歯科医療からの
とてつもない衝撃とは異なって知らないことを補うような研修となりました。
感覚的には、だいぶ違いました。

僕の歯科医療への興味、研鑽の日々は、続きます。



これからもハートフル歯科をよろしくお願いします。

ハートフル歯科理事長

下田孝義

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