根管治療100問100答第1章

Q

1.根管治療にはどのくらいの時間がかかりますか?また、通院は何回くらいする必要がありますか?

A

患者様の症状によって異なりますが、通常は30分です。通院回数は2~4回が平均的です。

Q

2.どうして歯の神経を取らなくてはいけないのですか?

A

虫歯が神経にまで達すると、細菌が神経に感染します。
神経の中に感染が起こると炎症が起こりと、咬んだ時はもちろん、何もしなくても強い痛みをともない、神経を取らない限り痛みは取れません。

Q

3. 何度も通院するのはどうしてですか? もし治らなかったらどうしますか?

A

根管治療は、複雑な歯の根の中を洗浄して殺菌・消毒していく治療です。
何度か通院していただき細菌や汚染物質が残留しないように注意する必要があります。
痛みが消えない場合もあります。
その時は、マイクロスコープやCTを使い診断を行います。
原因がわかれば、歯根端切除術やレーザー治療をして治癒させることができます。
しかし、痛みの原因が分かり治療不可能な場合は、抜歯せざるえないこともあります。

Q

4. 何年も前に治療した歯の内部に芯が入っているそうです。根管治療できないので、切開するといわれたのですが大丈夫なんでしょうか?

A

歯の内部に芯が入っている場合、超音波で接着材を破壊することで除去することが可能です。 心配せずにお任せください。

Q

5. 被せものに穴をあけて再根管治療を行いました。その後穴を被せた形跡がないのですが、このままでいいのでしょうか?

A

当院では、必ず根管治療後に新しい被せものにしますのでご安心ください。

Q

6. 根管治療したにもかかわらず、咬むと痛みます。治療がうまくいかなかったのでしょうか?

A

根管治療後は一時的に痛むことがありますが、すぐに治まりますので心配はいりません。
長期間に渡っていたり、我慢できないような痛みがあればすぐに歯科医院に相談しましょう。

Q

7. 神経を取るため歯を削りましたが、とても大きな穴があきました。そこまで削る必要があるのでしょうか?

A

虫歯で悪くなったところをすべて除去しなければならないため、歯を大きく削ることがあります。
外見ではわからなくても、歯の内部に虫歯が広がっていることもあるのです。
根管治療の作業をしやすくするために穴を大きくすることもありますが、必要以上に歯を削ることはありませんので、ご安心ください。

Q

8. 根管治療には針のような器具を使うようですが、治療中は痛くないのでしょうか?

A

必要に応じて麻酔をするため、特殊なケースでない限り治療中の痛みはないでしょう。

Q

9. 根管治療した歯でもずっと使えますか?

A

長期間できるだけ劣化することのないような歯科用素材を治療に使いますが、稀に治療後の被せものが古くなったり、咬み合わせが変化したりすると再治療しなくてはならないことはあります。
神経治療した歯は、破折のリスクがあります。
できればそこまで考えたセレック治療をお勧めします。

また、日頃のケアと定期検診により、歯の健康維持とバランス良い咬み合わせを保つことが根管治療後の歯を長持ちさせることにつながります。

Q

10. 神経を取る薬には、副作用がないのでしょうか? 周囲の組織に悪影響がないか心配です。

A

医師の指示通りに通院すれば悪影響はありませんので、ご安心ください。

Q

11. 以前、他院で根管治療をした歯が痛みます。根管治療が失敗したということでしょうか?

A

歯の痛みには様々な原因がありますので、断言はできません。
もしかしたら、その痛みは根管治療をした歯が原因ではないということも考えられます。
ただ、根管治療が失敗したことで痛みが出るということもあり得ます。
いずれにせよお早めにご来院ください。

歯のトラブルは何事も早期発見・早期治療が大切です。

Q

12. 根管治療とは何ですか?

A

「根管治療」とは、歯の神経をとる「抜髄」と細菌感染した根管の中をきれいにする「感染根管治療」に分けられます。
その目的も治療法もほとんど同様で、死んでしまったり細菌におかされた歯髄や汚染された象牙質を取り除き、根管を清掃・消毒してから細菌が繁殖しないように、根管内を密封します。

Q

13. 高度な根管治療は自費診療でしか受けられないと聞いたのですが?

A

どうぞご安心ください。当院では「歯で悩みを抱えている方を少しでも多く救いたい」という願いから、保険診療にて精密な根管治療(マイクロスコープ、歯科用CT)を提供しています。

Q

14. 治療のための治療時間・通院回数はどれくらいかかりますか?

A

状態によって異なりますが、目安として根管治療だけでしたら、抜髄の場合30分/1回で通院は2回、感染根管の場合は、30分/1回で通院は2~4回以上かかる場合もあります。特に他院で治療を行った場合の再治療などに関しては、通院が長引くケースもございます。

※以上は遅刻やキャンセルがない場合です。
また、まれに根の病巣が大きい場合、一回治療を終えてから数か月後に、病巣が治るのを確認してから再度治療を行う場合もあります。

Q

15. 根管治療にはどのような器具を使うのですか?

A

リーマー、ファイルといった針のような特殊な歯科用器具を使って、歯の根っこ掃除をします。
当院では手用は一般的なステンレスとチタン製、電動はチタン製のファイルを使用。
現在日本で入手可能な器具のほぼ全ての器具を取り揃え、患者さまの状態に合わせて使用しております。

Q

16. 何度も通院する理由は?

A

再発の可能性が少ない根管治療をご提供するためには必要なのは、虫歯になっている部分をいかにキレイに取り除くか?が大切です。
そのため、何度も通院していただく必要があるのです。

Q

17. マイクロスコープ(顕微鏡)は使用していますか?

A

保険診療の場合でも、必要ならばマイクロスコープは使用しています。
これらの装置を使いこなせば症状を正しく診断ができ、緻密な治療ができるのは事実です。

Q

18. 根管治療に痛みは伴うのでしょうか?

A

抜髄治療の場合は一般的に麻酔をかけて行うため、治療中に痛みはほとんどありません。
ただし、ごくまれに患者さんの体質や症状により、麻酔が効きづらい・麻酔ができない場合がありますが、その場合も十分な説明と対策をしますので、ご安心ください。

感染根管治療の場合は、一般的に歯の神経は死んでいるので、原因究明のためにも通常は麻酔をせずに治療をします。
そのため、術中に痛みが出ることもありますので、ご相談の上、随時麻酔をしてできるかぎり痛みのない治療を行います。

また、根の病巣が骨にある場合は根管治療により術後痛みが出たり、歯肉が腫れる場合がございます。
それに対して、できるだけの説明と対策を講じますが、それらをすべてなくすことは、できないということを理解してください。

Q

19. 再治療になった場合はどうなりますか?

A

マイクロスコープや歯科用CTを使用して、診断を行ない、再度根管治療を行います。
結果、抜歯しなくてはならない原因がみつかることもあります。

その際には、十分な説明をいたします。ご理解ください。

Q

20. いままで他の病院で治療していてもラバーダムをされたことはありません。 なぜ他の病院ではラバーダムをしないのですか。

A

当たり前のことですが、ラバーダムをするのは日本で当病院だけ、というわけではありません。
ただ、行わない病院が多いのは事実です。

ラバーダムはとても優れた治療なのに、普及しないのには理由があります。

診療報酬が低すぎて、ラバーダムをするたびに赤字が出る
保険点数で評価されない。
ラバーダムを装着したり消毒するための時間が必要になり、手間がかかる
口で息がしづらくなるとクレームが出ることがる。

他の先進国では当たり前のように行われるラバーダム。
日本で普及しないのは、保険制度が一番のネックです。(日本の根管治療費用は中国よりも安いのだそうです!)
良い治療に対して当たり前の報酬が払われるようになれば、ラバーダムも自然に普及していくはずです。