歯科治療にも技術の差があると思う。

  before

 after

歯科医師であるが故に、歯科治療の技術の差についてふと考えてみた。

歯科治療の予後は、歯科医師の技術によるものが多いとも考えられるが、

現在の歯科界においては、素材の差で料金が異なっているように思う。

それで、良いのか? なんか話がすり替わっている。 違うと思う。

皆さんもよく耳にする言葉「セラミックだから高かったのよ!」

セラミックならきれいかもしれない、高いのかもしれない。

どこの歯科医院で歯を作っても、「セラミックなら同じ!」という大前提。

確かに材料は、ほぼ同じ。

しかし、長く使えることで初めて、意味のある歯科治療。

だからこそ、歯科医院によって、差は、なるのでは、ないのか。

歯科治療は、人間が手で行う作業の積み重ねで行われてる。

素材よりも、その患者さんの状態、治療の技術で差がでます。工業製品のように均一な品質を保つのが難しい。

歯科大学を卒業する同級生の150人。

頭の良い人、手先の器用な人、愛想の良い人、要領の良い人、かわいい人、かっこよい人、おしゃべりな人。

僕は、手先が器用でおしゃべりな人。

(実は努力を忘れない人。これは、父からの教え!)

決して、頭が良くも、かっこよくもない。

セレックを人に教え始めて、もう1年半 多くの人と接してきた。

器用、不器用。

年齢に関係なく、存在する 評価。

自分が歯科治療を受けるなら、

素材の差でなく、技術の差で選びたいものだ。

その中でセレックの臨床は、プロトコール(ルール)通り治療を行っていれば

誰にでも、良い予後を提供してくれるコンピューターを利用した歯科治療が可能な機械となっている。

「セレックを使えば、大丈夫!」だと思います。

いつも平均的に、工業製品のようにコンスタントに良い医療を提供してくれます。

アナログの世界にデジタルの世界を持ち込んできたのです。

多くの先生方がプロトコールを守り、正確なセレック治療をしてくれれば、セレックの一番の素晴らしさ。

審美性でなく、長期予後が得られると思います。

開発国のドイツ人は、不器用。

海外で研修を受けると日本人なら人に見せたくない削り方でも平気で発表する。

絶対に、日本人は、器用だと思う。

正しい教育を受け、プロトコール(ルール)を守る、日本中にセレックを利用した予後の良い、審美的なセラミック治療が普及したら、

「日本中に笑顔が溢れ、歯科治療がもっと愛されるものになる。」といつも思っています。

皆さんも少し先生方の技術の差を考えてみてください。

どこで差を見分けるのかが、問題かもしれません。

「セレックを使っている。」それが今後の基準になるかもしれません。

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科