本山先生エンドマスターへの道

2013.04.17更新

東京都三鷹市ハートフル歯科の歯科医師の本山です。

今回は、近々ハートフル歯科に導入するNiTi(ニッケルチタン)ファイルについて書きたいと思います。

ニッケルチタンファイルとは、根管の拡大・形成をするファイルのことです。

ニッケルチタンファイルは超弾性の性質を持つと言われ、非常にしなやかなのが特徴です。

そのため根管を直線化することなく、必要かつ十分な根管形成をすることができます。

ファイルとは、根管内側の汚染された歯組織の除去を行う治療器具です。



従来のステンレス製より特性的に優れたニッケルチタン製ファイルを使用することによって、一人一人異なる複雑な形状の根管から組織除去を確実に行います。

また、ニッケルチタンファイルは非常にしなやかな特徴を持ち、ステンレスファイルで治療した際のリスク(根管内に段差をつけたり、欠損をさせる)を負うこともありません。

治療においては従来不可能であった歯の根の尖端付近までの根管治療を実現することができるのです。

このニッケルチタンファイルを用い、患部を除去し充填材を隙間無く詰められるように根管形成を行います。


現在、ハートフル歯科に導入を考えているニッケルチタンファイルは

デンツプライの"wave one"というものです!

     


     
     

 
一番の特徴は、1本のファイルで根管形成を終えることができるということです。

従来のものは、だいたい3本ぐらいを使用していました。

つまり、簡単にかつ短時間での根管形成の実現が可能なのです。


先日、デンツプライの方にデモをしてもらいました。


     


     

 

実際に、模型を使って試してみたのですが、本当にすごい簡単でびっくりしました。

医療というのは、もちろん技術も必要ですが、それを補ってくれる器具というものが非常に重要であると再認識しました。

また、一つ根管治療の奥の深さにふれたような気がします。

早く診療に生かせる日が待ち遠しいです。
















 

投稿者: 本山 直樹

2013.04.08更新

東京都三鷹市ハートフル歯科の歯科医師の本山です。

SJCDの岡口先生のエンド(根管治療)アドバンスコースに行ってきました!

         

岡口先生はじめ、インストラクターの先生方には非常に丁寧に教えていただいて、とても有意義な講習会でした。

この場をお借りして、お礼申し上げたいと思います。

                            

今回の講習会で、まず最初に感じたことは、マイクロスコープなしで根管治療は有り得ないということを改めて感じました。

日々の診療でマイクロスコープは使用しているのですが、マイクロスコープは根管治療において、非常に有用であると思いました。

根管治療は非常に難しい治療です。

岡口先生は、根管の汚れをしっかりと確実に除去することで、ほとんどのものは治るとおっしゃっていました。

岡口先生のところでは、外科的なアプローチまでいかないと対応できない症例は少ないともおっしゃっていました。

      


    

  
実は、根管をきれいにする、隠れた根管を見つけるということが、とても難しいのですが・・・

しかし、岡口先生のコースに参加して、その技術の高さと精密なアプローチを見せていただいたおかげで、また一歩根管治療の極みに近づけたような気がします。

自分にはまだ根の病気で困っている患者さんに対して、できることがあるということを感じました。

根管治療というと、アメリカやヨーロッパが進んでいますが、日本にも素晴らしい先生方がいる。

そして、その先生方から教えてもらうことができるという環境に感謝するとともに、根管治療を極めたい、少しでも多くの患者さんの悩みを救ってあげたいという気持ち、根管治療の楽しさに気付きました。

自分の中で、今回の講習会で得たポイントは4つあります。
① マイクロスコープをいかに正しく使い、根管の中を見るかということ。
② 根管に適切な位置でいかにアクセスするかということ。
③ 根管の中をきれいにするための器具。
④ 根管を封鎖するための材料としてのMTA。

③に関しては、"マイクロエキスカ"という器具があります。
マイクロスコープ用の小さなスプーンみたいなものです。耳かきをイメージしていただけると、分かりやすいです。
これが、今回一番の発見でした!
岡口先生は、ほとんどこれを使用しており、ガリガリというよりはソフトに使用するということでした。
私も使用しましたが、マイクロスコープ下で使用する場合、特に下顎の歯ではミラー像が反転するため、慣れるまでにとても苦労しました。

④に関しては、MTAという材料が日本では薬事法の関係で根管治療には使用することができず、ハートフル歯科でも本来の根管ではないところに穴があいてしまっている場合に対して、リペア材料として保険外診療の中で行っています。
非常に封鎖性の高い材料です。
ただし、根管に入れて封鎖する場合に緊密に入れるにあたっては、技術的な部分を求められます。

最後に、今回の講習会で得られたことは数多くありますが、根管治療に対するアプローチの仕方が変わったということです。

"根管の中の汚れをしっかりとることができれば、治るということ!"

当たり前のことかもしれませんが、これが原点であり、そのための方法があるということに対して明日からの臨床に少しずつ生かせるのだという感動でいっぱいです。

      

"すべては患者様のために"

4月末からは、石井先生の藤本研修会も始まります。

これからも、明日の臨床に向けて日々精進していくつもりです!

今後とも、よろしくお願い致します。

       

投稿者: 本山 直樹