野田先生の破折歯を救うブログ

2016.02.29更新

前回に引き続き、歯根破折の分類についてお話したいと思います。
今回は根尖から入ってしまったヒビに関してお話します。

歯の状態の分類はこちら
http://www.e82.jp/blog/2016/02/post-107-1271418.html

②Vertical Root Fracture(根尖からのヒビ)
垂直的な歯根のヒビは歯の根元に始まり、上の方(咬む面)に向かって延びる縦に走るヒビです。徴候や症状が小さいため、見逃される可能性があります。周囲の骨と歯茎が感染したとき、発見されることがあります。治療は通常抜歯を行います。

通常は抜歯が適応になるものですが、外科的歯内療法とともに併用することより、根尖の通常では届かない部分の接着治療が可能になります。
お悩みの歯が接着治療の適応になるのか?外科的歯内療法に耐えうる歯なのか?
一度歯科医師にご相談ください。

投稿者: 野田 裕亮

2016.02.22更新

今回からは歯根破折について書きたいと思います。

歯の状態の分類はこちら
http://www.e82.jp/blog/2016/02/post-107-1271418.html

歯根破折といっても大きく分けて2つあります。
それは
①歯冠の方から入ったヒビ
②根っこの先端から入ったヒビ

どちらも歯槽骨(歯を支えている骨)よりも下まで破折が及んでいる場合、通常だと抜歯の適応になってしまいます。

今回は①についてお話します。
①Split Tooth(歯牙全体のヒビ)
このような歯は、ヒビが入った歯の長期的な進行の結果といえるでしょう。これらのヒビは複雑に広がっていくこともあります。ヒビが骨の下まで広がっている場合は治療が出来ないため、通常抜歯の適応となります。

当院では接着治療といい、亀裂の程度にもよりますが破折した部分を接着し、グラスファイバーの土台、セラミックのかぶせ物を入れることで根に負担をかけずに歯を温存する治療を行っております。詳しくは歯科医師にご相談、また院内で配布しているパンフレットをご参照ください。

投稿者: 野田 裕亮

2016.02.15更新

前回、前々回に引き続き、歯冠破折の分類についてお話したいと思います。

前回の歯の状態の分類はこちら
http://www.e82.jp/blog/2016/02/post-107-1271418.html

前回までの2つに比べると、症状があるため、患者様ご本人にも「何かおかしい」「いつもと違う」と感じる方もいるかもしれません。

③Cracked Tooth(歯牙の一部のヒビ)
このヒビは噛み合わせの部分から垂直に根に向かって伸びます。ヒビが象牙質・神経にまで達している場合は、噛むと痛い、冷たいものや温かいものがしみるなど神経の炎症にかかわる症状を示す場合が多くなります。そのため根管治療が必要とされることが多いです。
ここまでのヒビの場合、早期の診断が大切です。肉眼で亀裂の確認するのは限界があるため、マイクロスコープで亀裂の確認をすることが望まれます。
亀裂の入ったまま治療しなければ、歯はだんだん悪化し、保存不可能に至ってしまいます。
早期の診断・治療は歯を救うために必要不可欠です。


症状を感じたらすぐ歯科医院で診てもらいましょう

投稿者: 野田 裕亮

2016.02.08更新

前回に引き続き、歯冠破折の分類についてお話したいと思います。

今回は金属の詰め物が入っている方によく見られるもののご紹介です。

前回の歯の状態の分類はこちら
http://www.e82.jp/blog/2016/02/post-107-1271418.html

②Fractured cusp(割れた尖端)
噛む面のとがっている山の部分が薄く弱くなってしまった場合にヒビが生じることがあります。
ヒビが入った場所が山の部分にとどまっている場合、神経にまで亀裂が達していることはまれです。
神経にまでヒビが達していなければ、破折(ヒビ)部分を覆ってあげることで修復可能になります。


金属の詰め物が入っている場合、残っている歯質が薄くなりがちで、そこへ歯質より硬い金属の詰め物が入るとこの破折を起こしやすいといわれています。

定期検診の際に歯科医師にチェックしてもらいましょう。

投稿者: 野田 裕亮

2016.02.01更新

歯の破折とは
歯の破折には大きく分けて歯冠破折、歯根破折の2つがあります。

当院では破折の分類に関して患者様にわかりやすいよう以下のパンフレットを作成しております。



今回からは歯冠破折について書きたいと思います。
歯冠破折とは歯茎より上の歯の頭に限局した破折のことを言います。
一般的に保存が出来るものが多く、歯冠破折といっても様々で、大きく分けて3パターンの分類があります。


今日はその中でも誰にでも良く見られるものの一つをご紹介します。

①Craze lines(小さく浅いヒビ)
鏡をよく見てみると、若いときにはなかった筋が歯に入っていることがあります。
噛み合わせ、歯ぎしり、食いしばり・・・様々な原因により起こりますが、実際は外のエナメル質に影響を及ぼすだけで、ヒビはごくごく浅いため痛みの原因にはならず。処置の必要は無いとされています。


あなたのお口の中にもあるかも知れません。
一度歯科医院を受診して診てもらいましょう。

投稿者: 野田 裕亮

2016.02.01更新

皆さんこんにちは
三鷹市ハートフル歯科 歯科医師の野田裕亮です。

この度、破折・ヒビが入ってしまった歯を一本でも多く救えるよう皆さまにお話をしていきたいと思い、
『野田先生の破折歯を救うブログ』と題してこれからアップしていきたいと思います。

正直なところ、破折歯・ひびの入った歯は抜歯になることが多いですが、その中でも救える歯があるのも事実です。
あなたが抱えているその歯は本当に抜歯しなければならないはでしょうか?

このブログを読んでもう一度考えてみてください。

投稿者: 野田 裕亮